ー バイオハイブリッドデバイス
イギリスのケンブリッジ大学の研究者が、麻痺やその他の運動障害に苦しむ人々の手足の機能を回復させることができる新しいタイプの神経インプラントを開発したと発表。
幹細胞とバイオエレクトロニクスを一つの電子デバイスに組み合わせることで体が電極を認識せず、組織を傷つけずに済むので、インプラントの感度を上げることができる。今までの失敗は電極の周りにできる瘢痕組織により信号の流れが妨げら得ていた。この点の改善が達成できたと言う。
幹細胞と生体電子材料と組み合わせることで、自然な方法で脳とコミュニケートでき人工肢体、ブレインコンピューターインターフェイス(BCI)、さらには認知能力の向上に新たな可能性を切り開けると述べている。
動物実験による研究進展の報告だがヒトへの対応への時間軸が縮まることを期待。
2023年3月31日調査 Yukari Hakansson