ALSのため発音不可能となった米国アリゾナ州のブラッドフォード・スミス氏はコミュニケーションの手段が閉ざされていましたが、ニューラルリンク社の脳インプラントの第3人目のトライアル患者として脳内にチップを埋め込んでもらいました。
そして彼の意思思考の脳内シグナルを読み取るBCI インプラントを通して、スミス氏は家族友人や医師との会話が可能となりました。 そのことは以前にもニュースで取り上げられていましたので覚えていらっしゃる読者もおられることと思います。 最近ではイーロンマスク氏の会社が開発したGrokというAIチャットボットの助けを得て、会話のスピードが速くなりコミュニケーションの効率が増しているようです。また、スミス氏は子供達と一緒にマリオ・カートのビデオゲームをすることも可能となり、QOLをあげています。 つい何日か前のニュースによりますと、スミス氏はYouTubeビデオの作成、編集作業までこなし、完了したビデオをUploadしているようです。脳内チップBCIを通してのビデオ作成は世界初とのことで、下記のようなビデオがテレビニュースでも報道されていました。
↑ブラッドフォード氏と家族
↑ニューラルリンク社のウエブサイトから、 チップの写真
2025年5月12日
レポーター: 伸子シュルー(米国 Nobuko Schlough)