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ヒト自己骨髄由来間葉系幹細胞「STR03」のALS への適応に向けた第II相臨床試験開始

大阪のニプロ株式会社は7月24日、企業治験として第II相治験で1例目の患者さんへの投与を開始したと発表しました。

臨床試験:筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者に対するヒト自己骨髄由来間葉系幹細胞の静脈内複数回投与 二重盲検無作為化比較試験

目的:ALS患者を対象に自己骨髄由来間葉系幹細胞の複数回投与の安全性及び有効性を評価する。

実施終了日:2028年09月30日

実施予定被験者数: 106

詳細:https://jrct.mhlw.go.jp/latest-detail/jRCT2033240715

ニプロの発表では「札幌医科大学と共同開発した「STR03」は、自己骨髄由来の間葉系幹細胞を用いた製品であり、神経保護作 用や神経栄養作用、血液脊髄関門の安定化などを通じて、ALS の進行抑制や QOL の改善に寄与することが 期待されます。」とあります。

https://www.nipro.co.jp/assets/document/newsrelease/250724.pdf

2025年7月28日 報告者 永澤 清@P-ALS

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