2024年1月10日 カナダ ラヴァル大学が科学誌“ Acta Neuropathologica Communications”に、炎症を抑えることでALSの症状を軽減できる可能性がある、と発表。
この大学の研究チームは遺伝子組み換えしたマウスモデルを使用して、筋肉の収縮と運動機能の喪失が始まる前に、脳と脊髄の運動ニューロン間のシナップス結合が減少するという免疫反応の相関関係に注目し、アシュワガンダ植物由来の半合成薬を使用して炎症を抑え、運動ニューロンを正常な状態に戻した。
これは、散発性も遺伝性でも炎症を抑えるため、ALSの症状を改善する有望な方法になる可能性があると思われる。
https://actaneurocomms.biomedcentral.com/articles/10.1186/s40478-023-01671-1
15 January 2024 Reporter: Yukari Hakansson