先日8月3日、フランスのALS患者オリヴィエ・ゴアさんのドキュメンタリー映画『不屈の夏』の上映会が北海道・札幌で実施されました。2度行った上映は、どちらも満員となり、大成功となった今回の上映会のレポートになります。
まず、今回の企画は、財団のメンバーの1人が出身地である札幌で 友人に映画『不屈の夏』の話をしたところからスタートしました。札幌在住のALS患者である、札幌交響楽団の元コンサートマスター大平まゆみさんが上映会の実施に賛同してくれたことで、現地メディアや関係者の関心が高まり、企画が本格的に動き出しました。
企画が動き出した時点で、開催は2か月後と決まっていたため、本番まで時間がなく会場探しは難航したものの、映画の社会的意義が伝わり今回のウィステリアホールという素晴らしい会場を借りることができるました。上映会の実行委員のコアメンバーは8人と少数でしたが、札幌での幅広いネットワークと素晴らしい連携により、準備は順調に進み、本職ではないサイト運営やチケット管理なども滞りなく運んでいきました。結果、上映会2週間前にチケットは完売状態となる順調ぶりでした。事前に、地元の北海道新聞、北海道文化放送からの取材も入り、関係者以外の観客を集めるきっかけになったと考えられます。
そして当日。客席は満席で、年齢層も20代の若年層から高齢者まで幅広かったことが印象的でした。上映会終了後、感想を伝えに来てくれた若い方々が多かったことも手応えを感じました。4名の車いすのお客様(うち一人はALS患者)が介護者と共に来場くださり、交流できたことも意義深かったです。
患者さんやご家族のほか、北海道難病連や現地ALS協会支部、介護関係者、短編映画祭関係者等との協力関係ができたことは大きな収穫となりました。
改めまして、ご来場頂いた皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。